ロックを求めて。

 

 

あの日

14歳。

hideちゃんのロケットダイブを聴いて

衝撃を受けて。

 

今と同じ。

ありきたりな

ネットのページ。

ありきたりな現実の社会。

学校とゆう場所。

 

そのあまりにも普遍的な場所で、

あの日も飽き飽きしていた。

 

通学バスでロックを聴いた。

あの日から

ただ純粋に毎日を過ごし、

漫画や物語を描いていた毎日、

 

その日々をも超越するような

衝撃をいただいた気がする。

ある意味、今の時代ではなく、

バンドブーム。商業的な時代に入っていた頃だったと思う。 

 

もっと前に生まれていたら、

今の50代くらいの人の世代。

 

極めて、

本格的に深くて黒い、そして、熱い時代だったと思う。

 

今私は30代。

10代でロックを知ってしまってから、

反社会的な思想はさらに深まっていくばかりだ。

もちろん

インサイドで生きていかなければならない現実もある。

 

なかなか折り合いがつけれない。

正直やり方がわからない。

 

ただ、今の時代にはない、

私達の時代で最後になってしまった

生きたロックは

今本当に少ない。

 

しかし、

あのびしょびしょの体験は、

何だったのだろうか。

 

今世に音楽は溢れ返してる。

正直なぜ売れているのか全く分からない曲は多い。

 

アンチを言いたい訳ではないが、

し吹きわたるような

ロックは、どこにいってしまったのだろうか?

 

夜中に、

CDアルバムを引っ張り出して

ひたすら歌詞カードを読んだ日。

 

今、

歌詞カードより

インターネットなのだ。

 

やはりしっくり来ない。

 

簡単にダウンロード。

簡単にタップ。

 

簡単に手に入るものに

何があるんだろう。

 

バンドも簡単にできる。

そしてすぐにメンバーも見つかる。

 

私達が中学の頃はそんなこと

不可能だったのだ。

 

アナログの楽しさとは何だったのだろう。

 

心の奥底から湧き上がる衝動。

それこそがパンクに始まり

ロックの原動力だった。

 

今の時代には

違和感を覚える。

 

そして飽き飽きしてる。

 

私が今中学生なら

何をするだろうか。

 

そんな事を

考えて、

違和感のあるインターネットの世界を

側から見ている。

 

そして、

本当の、ロックの世界を

中学生のように、

まだ求めて続けている。

 

見つかるか、分からないけれど。